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ガラス飛散防止フィルムはどんな場所で使われる?5つの役割と用途

2021.12.15 ガラスガラス飛散防止フィルムフィルム

ガラスが破損したときに、破片が飛び散る(飛散)のを防ぐアイテムが、ガラス飛散防止フィルムです。災害や防犯対策はもちろん、ガラス飛散防止フィルムは飛散防止以外の機能が付帯しているものも多くあります。
工場やオフィス以外の、一般家庭などでもガラス飛散防止フィルムが取り入れられるようになりました。これからガラス飛散防止フィルムを取り入れたい方のために、ガラス飛散防止フィルムの役割、交換時期、どんな場所でガラス飛散防止フィルムが導入されているかを解説しています。
ガラス飛散防止フィルムの選び方が知りたいという方も、ぜひ参考にしてください。

ガラス飛散防止フィルムの役割

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスに貼って使用するフィルムです。PETを素材にしていて、厚さは50μm前後のものが一般的です。ガラスに貼るだけで使用できる、比較的安価のため取り入れやすく、いろいろな場所で活用されています。

ガラス飛散防止フィルムは、主に以下5つの役割を持っています。

  • ガラスの飛散防止
  • 紫外線カット
  • 結露対策
  • 防虫
  • 目隠しや遮熱効果

それぞれの役割について解説していきます。

ガラスの飛散防止

ガラス飛散防止フィルムは、名前の通りガラスが割れたときの破片がまわりに飛び散るのを防ぐ役割があります。ガラス飛散防止フィルムを貼ることで、ガラスが衝撃を受けて割れても破片がフィルムに張り付いたままになります。ガラスが割れても、破片が飛び散ったり、落下したりすることはありません。

ガラスが破損する原因として、外部からの強い衝撃があります。ボールなどをぶつけてしまったなど日常的な破損のほかにも、自動車事故、地震や台風などの災害など予測がつかない原因のものもあります。

ガラスの破片が飛び散ると、人体へのケガの原因となるほか、破片の回収や後片付けの手間などもあります。ガラス飛散防止フィルムは、事故や災害対策のために取り入れる施設や一般家庭も多くなりました。

ケガを防ぐ以外にも、ガラスが外部から衝撃を受けた時、内部(住宅や施設内)にガラスの破片が入るのを防げるのもメリットです。内部にいる人のケガを防げるほか、破片によって避難経路が断たれてしまうことも防げます。

紫外線カット

ガラス飛散防止フィルムの中には、耐紫外線処理が施された紫外線カット機能がついているものが多いです。紫外線には一年を通じて降り注いでいるUV-A波と、特に夏に多くなるUV-B波がありますが、ガラス飛散防止フィルムの紫外線カット機能は、両方の紫外線を99%以上カットできます。

窓際や室内にいるときに人体への紫外線対策ができるほか、本や家具、フローリングの日焼けによる色落ちや劣化も防げます。

結露対策

ガラス飛散防止フィルムをペアガラスと組み合わせることで、結露対策になります。ペアガラスとは、2枚合わせた構造を持つガラスです。ガラスの間に空気の層ができることで断熱効果が得られ、ガラスの表面温度が下がらないことから結露が防止できます。

ペアガラスそのままでも結露対策にはなりますが、ガラス飛散防止フィルムを貼ることで、より高い結露防止効果が得られます。

防虫

虫は近紫外線領域の光に引き寄せられる性質を持っています。外灯や屋内の明かりに虫が向かっていくのは、照明から近紫外線領域の光が出ているからです。ガラス飛散防止フィルムには、虫が反応する近紫外線領域の光をカットする機能を持っているものもあります。

虫を寄せ付けない防虫フィルムの中には、ガラスに貼ることでガラスが黄緑色になってしまうものもあります。ガラス飛散防止フィルムは近紫外線領域の光だけをカットするため、貼ってもガラスの外観が不自然にならず、防虫効果も得られます。

目隠し効果や遮熱効果も

ガラス飛散防止フィルムを貼ると、ガラスの見え方を変えられるものもあります。たとえば、すりガラスやフロストガラス調、スモーク調、マジックミラー効果のあるものはガラスを通じて周囲からの視界を遮ってくれます。

逆に、夜景や美術品などガラスの向こうがよく見えるように、ガラスが光を遮るのを防いでくれるガラス飛散防止フィルムもあります。

目隠しができるマジックミラー効果のあるガラス飛散防止フィルムは、遮熱効果があります。窓から入る熱を紫外線とともにカットする、日射調節機能のついたガラス飛散防止フィルムもあります。

ガラス飛散防止フィルムごとに特徴は異なる

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスの飛散防止以外にもいろいろな機能や役割を持っています。一方で、どんな特徴があるかは商品によって異なるので注意が必要です。たとえば、紫外線カット効果はすべてのガラス飛散防止フィルムについているのではなく、耐紫外線処理が施されたもののみです。

透明ガラスのものもあれば、すりガラスやフロストガラス、マジックミラー仕様になっているものもあります。ガラス飛散防止フィルムを設置する目的や場所に応じて、ほかの機能も注目して選ぶのが重要です。

ガラス飛散防止フィルムの交換時期

ガラス飛散防止フィルムの交換時期の目安は、10~15年です。これはあくまでも目安で、6~7年ほどで本来の機能が損なわれてしまうものもあれば、20年以上交換せずに使用できるガラス飛散防止フィルムもあります。

ガラス飛散防止フィルムの劣化を早める要因には、以下のものがあります。

  • 外貼りのもの
  • 熱や湿気のこもる場所
  • フィルムの色が濃い

室内ではなく、屋外に貼ってあるガラス飛散防止フィルムは、紫外線や雨風をそのまま受けているため劣化が早くなります。熱や湿気もフィルムの劣化を進めるため、梅雨や夏場などの使用が多いのも、ガラス飛散防止フィルムの寿命が短くなる原因です。

ガラス飛散防止フィルムの色が濃いと、窓ガラスに熱がこもりやすくなります。フィルムが傷むほか、熱膨張によって窓ガラスが割れてしまう可能性もあります。直射日光が当たるなど熱を吸収しやすいガラスには、透明やマジックミラータイプなど、色が薄く熱を吸収しにくいものを選びましょう。

ガラス飛散防止フィルムはどんな場所で使われている?

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスの飛散を防止するほか紫外線や虫を防ぐ、景観をよくする、などの機能も持っています。ガラス飛散防止フィルムは、以下のような場所で活用されています。

  • 一般住宅
  • 高層マンション
  • オフィスビル
  • 病院
  • 介護施設
  • 保育施設
  • 学校
  • スーパー、コンビニエンスストアなどの店舗

ガラス飛散防止フィルムは、以下のような場所に貼られています。

  • 窓際(住居やオフィスのガラス)
  • ショーウィンドウ
  • 自動車のガラス
  • エレベーターやエスカレーターのガラス
  • 屋内外の間仕切り
  • 手すり
  • 浴室
  • 食器棚、テレビ台などの家具のガラス部分

ガラスが割れて、破片が飛散することで危険をともなう可能性のある場所に、ガラス飛散防止フィルムは活用されています。

ガラス飛散防止フィルムは性能や設置場所で選ぼう

ガラス飛散防止フィルムを貼っておくと、万が一の衝撃や事故、災害が起きた際にもガラスが飛散せず、ケガ防止や避難経路の確保につながります。ほかにも、紫外線カット、虫や結露防止、目隠しや遮熱効果などいろいろな機能がガラス飛散防止フィルムにはあります。

オフィスや店舗などの人が集まる場所だけでなく、一般家庭にもガラス飛散防止フィルムは取り入れられるようになりました。特別な施工は必要なく、貼るだけなので窓ガラスだけでなく、エレベーターや浴室、家具のガラスや手すりなどにもガラス飛散防止フィルムは活用できます。使用する用途や場所に応じたガラス飛散防止フィルムを選びましょう。

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