ものづくりプレス
2024-07-20
スチレンブタジエンゴム(SBR)の用途とは?
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)の特徴
SBRはスチレン(styrene)とブタジエン(butadiene)を共重合した合成ゴム(synthetic rubber)です。
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)は、最も生産量が多い合成ゴムであり、主に車のタイヤなど幅広い用途に利用されています。
天然ゴムの代替品として開発され、その特性も天然ゴムに近く、優れた弾性、機械的強度、耐摩耗性を持ちます。
しかし、耐熱性は天然ゴムよりやや優れているものの、鉱油に対しては弱く、Oリングやパッキン、オイルシールなどのシール材には適していません。
一方で、植物油には強く、自動車のブレーキ液系のシール材として利用されています。
◇SBR(スチレン・ブタジエンゴム)の長所
SBRは、弾性、強度特性、耐摩耗性、耐老化性に優れています。
◇SBR(スチレン・ブタジエンゴム)の短所
高温時の引き裂き抵抗が弱く、また汎用ゴムの中では最も耐寒性に劣ります。
SBR(スチレン・ブタジエンゴム)の用途
SBRは機械的強度、耐摩擦性等の性能バランスに優れ、加工性がよいため自動車タイヤ、防振ゴム、一般工業など様々なゴム製品に使用されています。
一番多いのは自動車のタイヤで、自動車分野でよく使われています。
実タイヤでは他種のゴムと混合して使用することがほとんどです。
そのほかにも、工業製品でベルトやホース、バッテリーケースに使われていたり、靴のアウトソールにもSBRを使った配合が使われています。
これらの特性から、SBRは合成ゴムの中でも最も大量に生産・消費されています。
SBRは耐油性に劣るため、パッキン類やオイルシールには不向きですが、そちらの用途には耐油性の良い「NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)」が使われています。
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