ものづくりプレス
2024-07-28
真空成形と圧空成形の違い
真空成形と混同しやすい加工方法として「圧空成形」があります。
この二つは特徴が似ていますが、細かい部分には違いがあります。
まずは圧空成形の強みについて見ていきましょう。
目次
圧空成形の特徴
まず注目すべきは、短い製作期間にもかかわらず、生産量に応じた材質を選べる点です。
また、射出成形に近い整った表面形状を実現できることも大きなメリットです。
さらに、金型製作コストが安価である点も見逃せません。
ただし、真空成形と比べると若干コストが高くなります。
◇圧空成形と真空成形の違い
真空成形は、加熱して軟化させた樹脂板と型の間の空気を抜き、真空状態にすることで板が型に密着する方法です。
密着した後、冷却して形状を固定します。
一方、圧空成形は、板と型の密着を図る際に真空成形と異なり、圧縮空気も使用します。
これにより、真空成形よりも強力に密着し、型の形状をより正確に再現できます。
違いとして、真空成形で製作できる形状は圧空成形でも可能ですが、圧空成形で製作する形状は真空成形では不可能です。
◇圧空成形と真空成形の加工の違い
圧空成形が適しているのは、デザイン性の高い加工物が求められる場合です。
例えば、シャープなラインや曲線を組み合わせた形状を再現することができます。
一方、素材の透明感や艶を活かした加工物を作りたい場合には、素材の魅力を引き立てる真空成形が最適です。
また、真空成形と圧空成形の共通点として、非常に幅広い分野でニーズを問わず活躍していることが挙げられます。
これらの加工方法は、医療機器、計測機器、電子機器のほか、外装カバー、農機、鉄道車両、ゲーム機、搬送機器、レジャー関連など、多岐にわたる分野で使用されています。
◇成形品の事例紹介
真空成形の製品例
家電製品: テレビの外装カバーや冷蔵庫の内部部品。
医療機器: 医療用トレイや器具カバー。
車両部品: ダッシュボードやインパネ。
◇圧空成形の製品例
デザイン性の高い製品: 高級時計のディスプレイケースやデザインモデル。
精密機器の外装: 高精度が求められる電子機器の外装カバー。
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