ものづくりプレス

2024-08-21

直近のゴムの製造品出荷額について 経済産業省による発表より

ゴムの製造品は、その用途の多様性と必要性から、世界中で広く使用されています。 自動車タイヤから医療用品、日用品まで、ゴムは私たちの生活のあらゆる面で重要な役割を果たしています。 このような背景のもと、ゴムの製造品の出荷額は経済のバロメーターとしても注目されています。

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2024年のゴム製品出荷額

経済産業省がまとめた1~3月のゴムの製造品生産・出荷額によると、出荷額は6158億373万2000円で前年比2・6%減となりました。


内訳は、

自動車用タイヤ:3436億1888万2000円で同3・5%減

ゴム製履物:96億1163万円で同2・9%増

プラスチック製履物:49億8288万円で同9・0%減

ゴムベルト:162億970万1000円で同2・7%減

ゴムホース:328億6016万円で5・2%減

工業用ゴムの製造品が1826億5762万7000円で同0・2%減


などとなりました。


また、1~3月のゴム製履物生産量は207tで同3・3%減、ゴムベルト生産量は3741tで同11・0%減、

ゴムホース生産量は7662tで同7・2%減、工業用ゴムの製造品の生産量は3万7193tで同6・0%減となりました。

ゴムの製造品の今後

ゴム産業は、環境規制の強化やサステナビリティへの関心の高まりを受けて、エコフレンドリーな製品の開発やリサイクル技術の進化に注力しています。 また、電気自動車(EV)の普及に伴う新たなタイヤ需要の創出など、変化する市場ニーズに対応するための動きも活発です。


ゴムの製造品の出荷額は、今後も世界経済の動向や技術革新、市場の変化によって影響を受けることが予想されます。 持続可能な成長を目指すゴム産業は、これらの要因を踏まえた戦略的な対応が求められています。


結論として、ゴムの製造品の出荷金額の増加は、産業の健全な成長を示す一方で、環境への配慮や新たな技術への投資が今後の課題となっています。

ゴム産業は、これらの課題に対応することで、さらなる発展を遂げることが期待されます。 今後の市場の動向や技術革新に注目が集まる中、ゴムの製造品の出荷金額は重要な指標として、引き続き注目されるでしょう。

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