ものづくりプレス

2025-09-15

CAS番号とは?部品調達時に確認すべき安全性のポイントを紹介

製品の安全性や環境への配慮がますます求められる今、部品調達の現場でも「どんな化学物質が使われているか」をしっかり把握することが大切になっています。

そこで役立つのが「CAS番号(キャス番号)」です。

これは、化学物質ごとに付けられる“固有の番号”で、世界中で共通に使われています。 名前が似ていても、CAS番号があれば違いが一目瞭然。

安全性のチェックや法規制への対応もスムーズに行えます。


本記事では、CAS番号の基本から調達時の活用ポイントまで、わかりやすくご紹介します。

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CAS番号とは?

一般に「CAS番号」と呼ばれるものは、アメリカ化学会(ACS)の一部門である化学物質抄録サービス(CAS)によって、それぞれの化学物質に付けられる固有の識別番号です。

この番号は、世界中どこでも同じように認識されるため、化学物質を確実に特定できる手段として広く使われています。


CAS番号は、ひとつの化学物質ごとに一意に割り当てられるため、同じ番号が別の物質に使われることはありません。

番号は物質がCASのデータベースに登録された際に自動で割り当てられ、最大で10桁の数字が3つの部分(例:12345-67-8)のようにハイフンで区切られて構成されています。

最後の1桁は「チェックディジット」と呼ばれ、番号の正確性を確認するためのものです。


この番号には化学的な意味はなく、単に登録順に付けられているため、新しい物質ほど大きな番号になります。

現在の仕組みでは、最大で1億種類以上の物質に番号を割り当てることが可能です。


CAS番号が重要な理由

部品調達の場面では、使用する化学物質が人体や環境に与える影響を慎重にチェックする必要があります。

CAS番号を活用することで、以下のような重要な情報を効率的に把握できます。


・化学物質の特定

名称が似ている物質同士でも、CAS番号で正確に区別が可能。

ミスを防げます。


・安全性データの参照

CAS番号を使うことで、特定の化学物質の有害性や安全性に関するデータ(MSDSなど)をスムーズに確認できます。


・規制への適合性確認

REACHやRoHSのような国際的な規制に準拠しているかどうかをチェックできます。

部品調達時に確認すべき安全性のポイント

では、具体的にどのようにCAS番号を活用すれば良いのでしょうか?

以下は、部品調達時に確認しておきたい安全性のポイントです。


有害物質の含有の有無

CAS番号を使って、選択する材料が環境や人体に有害な物質を含んでいないかを確認します。


適合する環境規制のリストチェック

自社で採用しているポジティブリストや規制基準と照らし合わせ、安全性を確保します。


データベースでの交差チェック

MSDS(製品安全データシート)や化学物質データベースを活用し、CAS番号を基にさらなる情報を収集します。


サプライヤーとの確認

提供された部品に含まれる化学物質について、サプライヤーと詳細な情報を共有し透明性を確保します。

まとめ

CAS番号は、化学物質を正確に特定し、安全性や法規制への対応をしっかりとサポートしてくれる便利なツールです。

今の時代、製品の信頼性や環境への配慮はますます大切になってきています。

そんな中、こうした情報を「見える化」することは、企業としての責任を果たすためにも欠かせません。

部品調達時にCAS番号を活用し、サプライヤーと情報を共有することで、安心・安全な製品作りが進みます。

ちょっとした確認が、大きな信頼を築く一歩につながるんですね。


本記事では、「CAS番号を活用した部品調達と安全性の確認」について詳しく解説しました。
CAS番号は、化学物質を正確に特定し、安全性や環境規制への対応を効率的に行うための重要な仕組みであり、製品の信頼性を高める上で欠かせない要素です。

富士ゴム化成では、長年培ってきた技術と経験を活かし、CAS番号や国際規制に対応した製品や加工技術を提供しています。
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