ものづくりプレス
2024-07-23
インサート成形とは
インサート成形は、プラスチック射出成形の一種で、金属などのインサート品と樹脂を一体化させる成形技術です。
この方法では、金型内にインサート品をセットし、その周囲に樹脂を充填することで、インサート品と樹脂が一体となった成形品が完成します。
この技術は、自動車部品や、金属端子と樹脂部分が必要な精密コネクタなど、様々な製品に広く使用されています。
さらに、成形品にデザイン性を加えるために、金型内に加飾フィルムをセットし、樹脂を充填するフィルムインサート成形という技術もあります。
この技術では、金属以外の素材を使うこともあります。
インサート成形では、金型内にインサート品をセットする必要があるため、竪型成形機が多く使われるのが特徴です。
◇インサート形式のメリット
組立工数の削減
インサート部品とプラスチックを一体成形することで、後の組立工程が不要となり、人件費や物流費の削減が可能です。
リードタイムも短縮されます。
しかし、インサート部品の装着が自動化できない場合は、部品を手動で金型に装着する必要があるため、成形機1台につき1人の人員が必要となり、成形費が増加します。
それでも、トータルでは工数削減やリードタイム短縮の効果が上回ることが多いです。
製品の強度強化
インサート部品にアルミやSUSなどの金属素材を使用することで、プラスチック製品の強度を大幅に向上させることができます。
この技術は、スマートフォンや携帯電話、アウトドア製品の軽量化や薄型化に広く採用されています。
機能部品の封止
ICタグなどの半導体部品や金属端子をプラスチックに封止することで、機能を維持しながら部品の風化を防ぐことができます。
精度の向上
インサート部品は金型への装着位置が正確に決まっているため、後工程での人手による組立よりもばらつきが少なく、精度が飛躍的に向上します。
品質安定、信頼性向上
金型内に装着されたインサート部品は成形機で自動的に製造されるため、人手によるばらつきがありません。 精度や品質のばらつきが少なく、信頼性の高い製品を製造することができます。
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