ものづくりプレス
2024-07-24
2色成形とインサート成形の違いを解説
インサート成形は、金属部品(ネジ、板金、端子など)を金型に装着し、熱可塑性樹脂(プラスチック)と一体化させる工法です。
通常、単色金型と汎用の成形機を使用して製造されます。
金型が開いた状態で金属部品(ネジ、板金など)を金型にセットし、 金型を閉じた後に熱可塑性樹脂を射出して充填し、成形を行います。
装着する部品の材質には、熱可塑性樹脂よりも溶融温度が高い金属、セラミック、熱硬化性樹脂などが使用されます。
部品の装着は、少量生産の場合は手作業で行われ、大量生産の場合はトラバースや治工具を利用して自動化(無人化)されることが多いです。
◇2色成形の工程
2色成形(ダブルモールド)は、異なる熱可塑性樹脂を組み合わせて1サイクルで一体成形する技術です。
一般的に、2色成形専用の金型と、可動側に回転機構を持つ特殊な成形機を使用して製造します。
この成形機には2本のシリンダーがあり、成形機と金型の両方が特別な仕様となっています。
金型は、DCタイプでは可動側と固定側にそれぞれ1次側と2次側の金型が2つずつ必要です。
一方、アーブルグタイプでは、可動側と固定側に1つずつ金型があり、1つの金型内に1次側と2次側の形状が加工されています。
2つの熱可塑性樹脂を専用成形機の中で順番に1次側と2次側に射出充填し、成形します。
この工程により、1つのサイクルで製品が完成します。
使用される材料は、熱可塑性樹脂の組み合わせのみです。
材料としては、硬質材料にはPCやABSなどが、軟質材料にはエラストマーなどが使用されますが、制限があります。
◇2色成形、インサート成形を選択するメリット
2色成形とインサート成形は、異なる2つの材質を一体成形する工法であり、後から溶着などで組み立てる方法に比べて多くのメリットがあります。
・2つの部品を組み立てる方法では実現できない形状やデザインが可能になります。
・異なる2種類の材料を組み合わせることで、製品の性能や強度を向上させることができます。
・工程や工数を削減し、リードタイムを短縮することで、製造コストの低減が図れます。
・人手を介する工程が少ないため、製品の品質が安定します。
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